1,エンカウント法則
まずは、以下の情報をご覧ください。(スルメさんの書き込みから))
(1)エンカウントまでの歩数および出現する敵の種類は決まっている。
実は、電源をいれた瞬間から戦闘回数によって、敵にエンカウントするまでの歩数及び敵は決まっております。どうやら、敵エンカウント用のターンテーブル(256戦闘分)がエンカウントが行われるまでの歩数及び敵の種類に対して用意されるようです。256戦闘以上するとターンテーブルの最初に戻ります。
注意1:地形によってカウントされる歩数は異なるようです。(つまり、地形によって敵の出現率が違います)
注意2:戦闘回数に固定敵は含まれません。(ボスも含む)
(2)敵のパーティの決め方
どうやら、ダンジョンやフィールド上の各場所において出現する敵パーティのパターンが決まっております。FF1では何パターンあるかは知りませんが、FF2では8パターン、SaGa2では9パターンの敵が一つの場所に設定されているようです。
注意:FF2では必ず登場する敵(1体以上必ず出現)と登場しないことがある敵(0体登場することもある敵)が存在します。
追加注意:FF1は8パターンのようです。
(3)敵の出現率
仮に敵パターンが8パターン設定されているとします。そのときに敵パーティに便宜上1~8の番号をつけておきます。そして、出現ターンテーブルに1~8の番号をつけておけば、エンカウントしたときに1に対応する敵が出現します。すなわち、ターンテーブルに数字が多く入っているパーティほど敵の出現率が高くなります。デスマシーンはおそらく蜃気楼の塔の5Fで出現率の一番低い敵パーティとして設定されていると考えられます。
(4)補足説明
どうやら、本体によって電源をいれた時の戦闘回数が異なるようです。ちなみにゴムコンのファミコンや壊れかけた本体だと戦闘のはじまる回数がズレまくるようです。ちなみに、ある筋の情報によりますとデスマシーンが最初に出現するのは標準的な本体では127戦闘目ということです。
(5)その他いろいろ
ちなみにこのエンカウント法則はFF1に限らず初期のスクウェアの作品全てに共通するようです。スルメが実際に確認をいれたのはFF1、FF2、FF3、SaGa2の4本です。
(スルメさんの情報 ここまで)
というわけで、エンカウントテーブルを作成しました。まず、8種類敵が現れる場所を探しますと、浮遊城二階がちょうどキメラ、マンティコア、アースメドゥーサ、ビホルダー、スピリットナーガ&エアエレメンタル、ストーンゴーレム、ナイトメア&デスナイト、ブラックプリンで8種類であります。そこで、敵パターンを8種類と仮定しまして、とりあえず256回戦闘してみました。以下がその結果です。
パーティは戦士モンク赤魔白魔
場所は浮遊城二階
調査開始レベル25
終了レベル34
先制回数31回
敵先制回数4回
敵パターン(パターン番号は遭遇確率の多い敵から並べてあります)
0 | マンティコア(3~4) |
1 | キメラ |
2 | ビホルダー |
3 | スピリットナーガ、エアエレメンタル |
4 | アースメドゥーサ(1~4) |
5 | ナイトメア(1~2)、デスナイト |
6 | ストーンゴーレム(3~4) |
7 | ブラックプリン(3~6) |
()内は出現数。何もないものは一匹。
0-15 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 2 | 6 | 5 | 0 | 5 | 5 | 3 | 4 | 2 | 5 | 3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16-31 | 2 | 1 | 5 | 6 | 1 | 2 | 1 | 6 | 3 | 1 | 2 | 3 | 3 | 1 | 4 | 4 |
32-47 | 0 | 6 | 3 | 2 | 6 | 3 | 1 | 5 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 4 | 4 | 3 |
48-63 | 1 | 4 | 3 | 3 | 4 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 6 | 2 | 2 | 3 | 1 | 4 |
64-79 | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 1 | 0 | 2 | 3 | 1 | 5 | 5 | 2 | 0 | 0 | 4 |
80-95 | 2 | 0 | 5 | 3 | 4 | 2 | 0 | 3 | 2 | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 |
96-111 | 1 | 0 | 4 | 5 | 1 | 3 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 5 | 0 |
112-127 | 3 | 2 | 4 | 2 | 2 | 5 | 1 | 6 | 2 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 |
128-143 | 7 | 1 | 1 | 2 | 6 | 1 | 2 | 2 | 2 | 6 | 4 | 3 | 5 | 0 | 1 | 3 |
144-159 | 0 | 5 | 2 | 0 | 5 | 1 | 3 | 4 | 2 | 3 | 3 | 1 | 3 | 0 | 1 | 3 |
160-175 | 5 | 0 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 5 | 3 | 0 | 3 |
176-191 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 1 | 2 | 3 | 1 | 3 | 2 | 3 | 2 | 6 | 2 | 6 |
192-207 | 2 | 3 | 2 | 4 | 7 | 1 | 3 | 3 | 1 | 0 | 3 | 0 | 5 | 7 | 5 | 2 |
208-223 | 2 | 2 | 6 | 7 | 0 | 5 | 1 | 2 | 2 | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 3 |
224-239 | 3 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 4 | 3 | 5 | 0 | 2 | 1 | 3 |
240-255 | 3 | 3 | 1 | 4 | 4 | 1 | 0 | 0 | 4 | 5 | 4 | 2 | 2 | 0 | 1 | 3 |
電源を入れた時点でこのテーブルのどこから始まるかは、本体あるいはカセットの違いによってずれるようなので、最左列の番号は便宜上つけたものであります。うちの環境(NEWファミコン)においては、FF1、1&2合体版のいずれも上の表の番号0から始まります。
番号255の後は、0に戻ります。しかしそのときには敵パターンは一致しますが、敵の構成は異なる場合があります。つまり、各モンスターの出現数はランダムです。
先制攻撃、敵先制攻撃のパターンも、これはおそらく敵と味方のレベルが影響し、ランダムに決まるようです。
各敵パターンの256回中の出現回数は、
パターン | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
出現回数 | 48 | 48 | 48 | 48 | 24 | 24 | 12 | 4 |
となります。もっとも現れにくいパターン7の敵は、番号128、196、205、211に現れます。
2,敵出現テーブル
敵出現テーブル1(カオスの神殿、沼の洞くつ、巨人の洞くつ、アースの洞くつ)
敵出現テーブル2(グルグ火山、氷の洞くつ)
敵出現テーブル3(試練の城、海底神殿、滝の裏の洞くつ)
敵出現テーブル4(ミラージュの塔、浮遊城、過去のカオスの神殿)
敵出現テーブル5(フィールド)
以上はファミコン版の法則です。スワン版ではエンカウント形式が根本的に異なっています。